こちらの記事は、現在教員として働かれている方々を揶揄するような意図は一切ございませんが、もし不快に思われた方がいたら申し訳ありません。
私は新卒(3年前)で公立小学校の教員として働き始めました。
そこからいろいろあり一年で転職してしまったのですが(詳しくはこちらのnoteで)、教員→民間に移ってまず思ったこと、それは、
「教員の働き方って異常だったんだな…。」
ということです。
今回はそんな、教員あるあるだが民間ないないの異常な働き方を紹介したいと思います。
目次
①子どもが帰るまでトイレに行けない
皆さんは小学生の時、担任の先生が「ちょっとトイレ行ってくる!」と言っているのを目にしたことがありますか?
教員は授業中にトイレに行くことなんてもちろんしませんし、授業の合間は次の授業準備、
給食や掃除は生徒指導、休み時間は児童の遊びへの参加や連絡帳チェック等あるため、必然的にトイレの優先度は最低になります。
そして帰りの会が終わってようやく一息ついてトイレに行けるのです。
私の知っている方でも、このことが原因なのか、膀胱炎になってしまったという教員もちらほら。
自分の好きなタイミングでトイレに行けないなんて、今じゃ考えられないです。
②給食は5〜10分で食べ終わる
給食の時間といえど教員にとっては休憩ではありません。
宿題や連絡帳のチェックに時間を使ったり、児童のおかわりを手伝ったり、保護者への電話をしたり、不測の事態に対応したり…。
私が教員だった時は、給食を食べる時間は10分あれば長い方でした。
おかげで早食いの癖がついた気がします。
カレーは飲み物、牛乳は一気飲み当たり前。
③夏は猛暑、冬は極寒の放課後
これは私が働いていた小学校の自治体だけの話かもしれませんが、
定時を過ぎるとエアコンが一斉に停止されるという謎ルールがありました。
公立小学校は市民の税金で成り立っているため、勤務時間外にもエアコンをつけ続けて電気代がかさむのはいかがなものか、という理由でしょう。
私の当時の定時は16時半だったため、その時点でエアコンは停止。
想像してみてください。エアコンなしで過ごす教室を。
夏はサウナ状態、冬はダウンジャケット着ないと震えるくらいの極寒、
しかも教員の業務は多すぎてほぼ毎日20〜21時までは仕事していたので、
マジで頭おかしいんじゃなかと思いながら働いていました。
ちなみに同じような理由で一時期「定時以降は電気も消せ」と言われていました。流石にひどすぎます。
④勤務時間は手書きで申請、有休はハンコで取得
今の時代、勤務時間や休暇は勤怠管理システムを使って管理するのが当たり前だと思っていました。
私が働いていた小学校では、毎日手書きで勤怠簿に勤務時間を記録、有休を使いたい場合はハンコで押印しなければいけないというルールでした。
書き間違いは二重線と訂正印で修正、夏休み等の長期休暇の場合は何度も何度もハンコを押印…昭和かよ!とツッコミたくなる制度。
さらにびっくりだったのは、勤怠管理システムはあるにはあるけど、使いたい人は月1000円が給料から引かれるというルールでした。
そこに金かかるの!?と思いつつも、手書きよりはマシと思って課金してましたが、今思えばおかしいことだらけ…。
⑤残業0時間でも100時間でも給料は一緒
これは言うまでもありませんね。
教員に残業代は出ません。全てサービス残業です。
よって、通知表や運動会準備で忙しくて残業100時間いった月も、そこまで忙しくなくて残業が少なかった月も、全く給料に差はないのです。
めちゃくちゃ忙しいのに、働けば働くほど損をする仕事、教員。
他にも、水かお茶しか飲めない、連絡手段は全て紙、新卒同期が漏れなく病む等、挙げていくとキリがないです。
サラリーマンになった今もかなり忙しいですが、
教員時代に比べると人として必要最低限の暮らしはできているなと感じます。
お読みいただき、ありがとうございました!